凪いだ海のように穏やかに…

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zoom RSS 桃源郷のような『恵光園』

<<   作成日時 : 2008/06/01 15:18   >>

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障がいを考える会「ぽれぽれの会」のメンバー12人と、アドバイザーのK先生といっしょに、豊前市の恵光園の見学に行ってきました。

私の住んでいる町からは、2時間弱かかります。大分県と県境のような、その場所に、障害者にやさしい施設があると、K先生から聞きました。ノリの良いメンバーたちが、「行ってみよう!」ということで、朝9時に集合し、3台の車に乗り合わせて行きました。

残念ながら、私以外は、みんな小・中学生の(障がい児の)親ばかりなので、おとなの為の施設の方に興味があり、時間的な制限もあって、今回は『こどもの家』(知的障がい児通園施設)の見学はできませんでした。それでも、最初、駐車場に入る途中、乗馬している男の子の姿を見ることができました。ちゃんと、ヘルメットして上手に乗っていました。

恵光園は、乗馬療法がある県内でも珍しい施設です。山を切り開いたような小高い場所にありました。吹き抜ける風が気持ちよかったです。

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               緑とお花が多くて和みます

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               ギャラリー「丘の上の駅」

ここは、施設利用している方たちの作品が、展示してありました。煉瓦造りのレトロな雰囲気。なぜかブルートレインとおぼしき列車とドッキングしていました。この車両は、鍵がかかっていますが、利用したい時は自由に使えるとのこと。何時間も座って楽しんでいるお子さんもいるとか…。動かないけれど、旅気分を味わえるのかも知れません。

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ギャリラーの中には、版画や習字、スケッチ、陶芸、織物などが、ステキに飾られていました。自閉症の方のこまごまとした自動車や馬の絵は、「独特のこだわり」を感じさせると、同じく自閉症のお子さんをもつママが頷きながら見入っていました。

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館内は、ヒンヤリとしていました。森の中の美術館のようでした。
障がい者の中には、芸術的なセンスがずば抜けている人が多いと聞きますが、ここにも、一般の絵画展で何度も大きな賞を受賞したという方の作品が飾ってありました。

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          壁に飾ってある版画が、その作品。確かに素晴らしかった。


ギャラリーを出ると、今度は園芸療法のための庭園に行きました。入口がブドウ棚になっていて、夏の暑い日は、その木陰で作業するそうです。

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車椅子の人が作業しやすいように、花壇は高い位置に作られています。また、ゆっくり作業できるように、花壇の縁がベンチのように腰掛けられるように工夫してありました。一番感動したのは、庭園の中に、ついたてのような植え込みがあったこと。これは、見られることにストレスを感じる人が、逃げ込める場所を作りたかったからだそうです。確かに、一般の公園でも、防犯の意味から、視界をさえぎる植え込みを刈り取っているのが普通ですが、ここでは、息抜きできる場、逃げ込める場をわざと設けたくて、あえて植え込みを作ったそうです(すごい!!)。

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     「なんか、落ち着くわぁ♪」と、植え込みでくつろぐ怪しげな2人…。

庭園をさらに上がっていくと、広い馬場がありました。みんなが「うわぁ!馬だ」と近寄っていくと、おとなしそうな馬が二頭近づいてきました。白い馬は、性格が穏やかなので、一番人気だとか…。

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           おとなしいので、撫でることもできました♪

子ども用の小さな馬もいました。コチラは、屋根付きの馬場にいました。
動物好きは、PWSの特徴にもあげられていますが、海凪も怖れることなく、手を差し出しつつ、最後の一歩で踏みとどまっていました。近づきすぎると、鼻息がスゴイので、怖かったようです(^^;)

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この乗馬療法は、筋緊張低下症の子にも、うってつけだそうです。手綱を引くことで姿勢が正され、落ちないように全身に力が入るので、座位が安定するそうです。また、乗馬の途中に「○○の場所まで行って、○○の絵をタッチしてからゴール」など、課題を出して、考えながら行動するということを訓練するという話に、まるで、PWSの為の訓練のようじゃないか!?と思いました。

週末は、施設利用者以外の障がい者・児にも、月1回の利用で開放しているそうです。県からの助成で1回の利用が500円程度。もちろん、利用するためには、提出する必要書類(診断書など)が必要だそうですが、こんなおとなしい馬に500円で乗れるなら、通ってもいいかなぁと思ってみたり(*^_^*)

本館の入り口にあった授産品の販売所『まきばまーと』には、施設の畑で獲れた野菜や施設利用者の方たちが焼いたパンやお菓子などか安価で売られていました。もちろん、みんなで買い込んで帰りました。レジは、障がい者が担当し、ゆっくり丁寧に打っていきます。介助の人が、さりげなくカゴの中の商品を取り出して、レジが打ちやすいように並べいました。ふだん行くスーパーだったら許されないレジのスピードも、ここでは「待つ」ことが全然ストレスになりませんでした。利用者も職員さんも、皆さん、穏やかな表情でした。広い施設内には、グループホームの建物が点在し、織物ができる作業場や食堂がありました。戸外の至るところに木のベンチや椅子がおいてありました。

どこでも、ひと休みできるように…。

何げに、羊と山羊が木につながられていて、それがまた、とても自然な場所でした。この羊も、ちゃんと毛を刈り取り、その羊毛で羊毛ボールのスダレを作ったり、毛糸を作ったりして利用するそうです。

ちゃんと、「暮らし」とつながっている自然の豊かな施設でした。帰り際に現れた副園長(女性)さんが、とても穏やかな笑顔で見送ってくれました。私たちの車の最後の一台が出て行くまで、何度も頭を下げて見送ってくれた姿が忘れられません。

海凪の終の棲家(ついのすみか)を思う時、こんな場所だったらなぁ…なんて、ふと考えてしまいました。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
“「暮らし」とつながっている自然の豊かな施設”まさに理想ですね。
写真もどこかの庭園のようで、とってもキレイ。しかも一つ一つにちゃんとコンセプトがあって。。。こんな場所が九州にあったんですね〜。
豊前市は家からもかなりの距離がありますが、乗馬させてみたいです(^^)
拓ちゃんのママ
2008/06/02 10:20
■拓ちゃんママさんへ

ご無沙汰しております!!
ちょうど良かったです。実は、北九州市立総合療育センターの歯科医師・武田先生が世話人となって、第2回九州・山口PWSセミナーが11/22(土)に開催されます。詳細は、おってこのブログでもご紹介したいと思います。

6/6(金)に1回目の実行委員会があります。声をかけていただいたので、出かけて来ます。しっかり、情報収集してきますね(^^)/~~

拓ちゃん、お元気ですか?
今年こそは、お会いしたいと思っています(*^_^*)
凪ママ
2008/06/02 13:30

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